コロナ禍をきっかけに転職し、引っ越しをした時の話です。
引っ越し先は新しい職場(工場の事務所)から徒歩3分ほどの場所にある古いアパートでした。
階段は錆びつき、ポストもボロボロでしたが意外にも室内は綺麗でした。
お風呂はユニットバスでしたが新しく交換したばかりとの事でこちらもすごく綺麗で、我ながらいい物件見つけたなと思っていました。
しかし、この部屋で暮らし始めてから私にいくつかの変化が現れました。
まず、私はこれまでとても健康体でした。
視力は両目とも裸眼で2.0、虫歯もなく、肌荒れも起こしたことがありません。
しかし、ここで暮らし始めてから急激に視力が下がり、眼鏡を作ることになってしまいました。
更に虫歯と酷い歯周病で上下の前歯を失い、インプラントを入れる羽目になりました。
肌も荒れるようになり、何かアレルギーがあるわけでもないのに痒くてたまらなくなり、痒さのあまり一睡もできない日が続きました。
もちろん病院には行きましたが原因はわからず
「引っ越しのストレスなど、精神的なものでしょうね」
と言われてしまいました。
それから、私は常に誰かに監視されているような妙な居心地の悪さを感じていました。
それは隙間から誰かに覗かれているというより、見えない誰かがすぐ隣にいて私を凝視しているような感覚でした。
息遣いが聞こえてきそうなほどの近い距離に誰かがいるけど私には見えない。
そんな感覚がずっと続き、私はとうとう仕事に行けなくなってしまいました。
それからすぐに、私の体調を心配した母がアパートに見舞いに来てくれました。
その時に、母の他に見知らぬ年配の女性が来ました。その方は母の古い知り合いで、霊能者ではないのですが霊感があるとのことでした。
その方は私の部屋に入るや否や
「ああ、ここはだめよ。すぐに出て行ったほうがいい」
と言って顔をしかめました。
このことがあり、私はそのアパートを引っ越しました。
するとそれまでの体調不良はどこへ行ったのか、とても元気になりました。
後でわかったことですが、私が住んでいた部屋では若い女性が過労の末に亡くなっていたそうで、その後その部屋のみリフォームしたためあんなに部屋の中は綺麗だったそうです。
今も事故物件サイトにそのアパートが載っています。

























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