これは、私の親が体験した不思議エピソードです。
私が1歳のころ父と母でピクニックに行ったそうです。そしてもうすぐ目的地のところで父に祖父が危篤だと電話があり、急いで引き返したそうです。
その時乗っていた車はシルビアというスポーツカーで、警察に見つかれば1発アウトになるスピードを出していたそうです。
そんな危ない中私が、
「そんなに焦らなくてもいいからゆっくり気を付けてこい」
といったそうです。
当時1歳の私が言葉なんかしゃべれるはずもなく、ましてや老人のような声で話したものだから、両親は啞然としていたそうです。
その後祖父は亡くなってしまい、私も葬式に参加したそうですが、普段ギャン泣きする私が眠っているように静かで、とても助かったと話しています。
それから葬式を済ませた後もまだ不思議なことは起きたそうです。
祖父はウイスキーが好きだったそうで、父は仏壇に1杯ウイスキーを置き、自分も仏壇の前に座り、
私を抱きかかえながら飲んだそうです。
すると前回同様私が
「〇〇(父)ウイスキーうめぇか」
と、聞いたそうです。
父は恐怖を感じず「うめぇ」と答えたそうです。
すると私は
「そらぁよかった」
と答えて眠ったらしいです。
それから数日は祖父母の家に泊まっていたらしいのですが、まだ不思議なことは起こります。
母が居間にいるとき、誰かが出ていく音がしたらしいのですが母はあまり気にしなかったそうです。そして数分後、誰かが入ってくる音がしたので見に行くと、そこには誰もおらず、玄関のかぎも閉まっていたそうです。
誰に聞いてもその時間外に出た人はいなかったそうです。
それから1か月もたつと、そんなことはぱったりと起きなくなったそうです。
でも私が4歳の時に、また不思議なことが起きました。
その頃の私は、祖父の遺品の帽子が気に入っていて、毎日かぶっていたそうです。
ある日いつも通りその帽子をかぶって出かけると、その帽子の中に、買った覚えのない、私の好きな新幹線の記念コインが入っていたんだそう。
私は飛び跳ね喜び、両親は終始謎だったそうです。





















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