辛さの果てに見たもの…

私には不安障害があります。
ですが、妄想や幻覚などの症状はこれまでに一切ないということをまずお伝えしておきます。

私には現在お付き合いをしている彼氏がいます。その彼と喧嘩をした時の出来事でした。
私達は遠距離恋愛なため、コロナウイルスの関係で何ヶ月も会えずにいました。

もともと彼は連絡をこまめにするのが嫌いなタイプで電話も気が向いたとき就寝前にかけてくるくらいでした。
私は逆のタイプで何ヶ月も会っていない上に彼となかなか連絡を取れなかったり、電話ができない状況が続いていたのでとても寂しかったのです。
以前から喧嘩は多い方で、特に就寝前に電話で喧嘩をすると私は毎回病んでしまい、泣いていました。

その日も同じでした。連絡を思うように取ることができず、すれ違うことが多くなって、電話をした際に喧嘩をしてしまったのです。

会えない上にまともに話をしていない期間が長かったため、別れた方がよいのかと悩んでいた中での喧嘩でした。

そのため、以前とは違い、酷く病んでしまい、かなり泣いていたと思います。
不安障害のことも常日頃悩みであり、辛かったため、それも相まって死んでしまいたいと思いました。

これまでにも死にたいと思ったことはありましたが、実際行動に移したことは全くなかったですし、その日も同じくただベッドに寝転んでひたすら泣いていただけでした。
外の風が強く、窓がガタガタと揺れているのが少し怖いなぁと思いながら泣いていたのですが、自分自身しっかり起きていて寝ぼけてもいない自覚はあったのに、いきなり自分が窓から飛び降りて死んでしまう光景が見えました。夢ではなく、感覚もありました。
ですが、頭の中で浮かんだ映像なのか、窓を見ていて見えたものなのかもはっきりわからず、とても不思議な体験でした。
意識もはっきりしていたので、自分でもこれは一体何なんだろう？と戸惑い、焦りました。
今までにこのような経験は全くなく、初めての感覚でしたし、このとき以来同様のことは一切起きていません。

今でもあのときの体験は不思議でたまりません。