お化け屋敷と呼ばれる家
昔はどこの土地にも「幽霊屋敷」と呼ばれる家があった
そして、誰もが一度は経験したかもしれない
興味津々、幽霊屋敷に忍び込むって事を・・・
そんな頃、こんな経験をした事があった
それはごく普通の分譲住宅地だった
その中に一軒だけ廃屋があった
庭の草はぼうぼうに生え
雨戸は長い間、閉めきりになっていた
まぁ、幽霊屋敷と呼ばれるに相応しい条件を備えていた
友達三人とその家に忍び込んだ
入り口の鍵はかかっていなかったが
錆びた蝶つがいが嫌な音を立てた
ガチャッ・・ギィィィーッ
中はクモの巣がはり
家具にも床にも埃がかぶっている
まさに幽霊屋敷そのままだった
そして・・・・・・・・・
ふっとそれが目に入ってきた・・・・
応接間のテーブルの上に・・・・
埃だらけのテーブルの上に・・・・
コーヒーカップが四つ並べられ湯気が上がっている
まるで今、注いだばかりのように・・・・
下を見ると埃だらけの床には足跡ひとつない
誰も歩いた形跡がない
不思議に思ってコーヒーカップを取ろうと手を伸ばしたとき
リリリリリリリリン・・・・リリリリリリリン・・・・リリリリリリン・・・・
電話が鳴った
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