短編
2024/04/20
15:58
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「「はい、どうも」」
「昼のプログラムです!よろしくお願いします」
『突然なんだけどさ…』
「はいはい」
『バンド組みたいんだよね』
「バンド?!急だな」
『俺ボーカルやるからお前はギターとベースとドラムな』
「えげつないオーダーだな…人間の体は一つって知ってる?」
『お前器用だからなんでもできるよ』
「そのなんでもに同時には含まれないからな」
『とりあえずやろう!!やればわかるさ!!迷わず進めよ!!』
「早く歌えよ」
『1…2…愛してるって最近〜言わなくなったのはぁ〜』
「それバンドじゃねえから」
「もういいよ!」
「「どうもありがとうございました」」
***
夢で僕は客席にいてアイツと知らない誰かが一番最初に作ったネタをやっていた。
僕はまだ舞台に立つことができない。
そういえば今日アイツの命日だったな…
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