変な寝相
投稿者:ソレイル (10)
私は数年前、仕事がきつくて不眠症ぎみな時期がありました。
そのせいか分かりませんが、私はその頃よく「変な寝相」で寝ていることがありました。
朝起きると、私はなぜか両手で自分の顔を触っているのです。一度だけなら、別にたまたまそういう寝相だったのだろうと思うのですが、それが何度も続きました。
仰向けのまま両手が顔に触れていると、胸が圧迫されて息苦しくもありました。これはあまり良くないと感じ、私は寝相を改善したいと思いました。
ふと、私はいつも玄関につけている監視カメラが目に入りました。その日はたまたま部屋に持って上がっていたのです。
私はその監視カメラを寝室に設置し、自分の寝相を撮影してみることにしました。もしかしたら、どうしてあんな寝相になるのか分かるかもしれないと思ったのです。
次の朝、私はやはり両手を顔に当てたポーズで寝ていました。監視カメラを取り外し、映像を確認してみると、そこには恐ろしいものが映っていました。
寝ている間、私は自分で自分の首を絞めていたのです。
暗い部屋で、布団に仰向けで目を閉じたまま、私は両手で自分の首を締め付けていました。そして「ゲホッゲホッ」と咳込むほど息苦しくなると、手の力を抜き、両手が顔に触れた状態になり、そのまま再び眠りに落ちていたようです。
私はすぐさま病院に駆け込み、そのまま入院になりました。医師の診断は過労とストレスからくる障害ということでした。幸いすぐに症状はよくなり、退院することができました。
しかし、あの頃は本当に仕事が忙しく、苦しい時期でした。私はひょっとしたら、無意識のうちに「死にたい」と思っていたのかもしれません。そしてそれが、寝ている間に行動に現れていたのではないかと思っています。
それ以来、私はくれぐれも自分の感じている疲れやストレスを無視しないように気をつけています。
疲労やストレスは無視しても無くなることはなく、より致命的な形で影響を及ぼしてくることが分かったからです。
そんな事ってあるんですね。
気をつけます。