まるで、ホラーハウス
投稿者:小宇宙 (8)
ホラーハウス。それは、中学生の頃から始まりました。
中学3年生で、受験生だった当時の私。受験勉強が終わり、夜の11時に部屋の電気を消したその時、誰もいない部屋なのに、おじさん達のボソボソ話す声が聞こえ、ごみ箱にボワッ!と赤く燃える火の玉が見えたのです。私は、恐怖のあまり、部屋から飛び出してしまいました。
その後も夜、勉強が終わると、[おい、勉強が終わったぞ!]誰もいない部屋におじさんの声が響きわたります。そんなことが何回も続き、私は、気味が悪くなって寝る部屋を変えてしまいました。
時は過ぎて、30代になった私、夫に[たまには、実家に帰省してきたら?]と言われて、帰省することになりました。
その日の夜から、また、恐怖の日々が続きました。夜、部屋で寝ていると、タンスとか、かごとか、部屋に置いてある物をつたわって[ビショーン!][ドシャーン!]と、この世のものとは思えない不気味な音が、部屋の中に響きわたります。怖くて、眠ることができませんでした。
朝、お母さんに話しても、心霊現象を全然信じていないお母さんは、[夜中に、変な音がするけど、風の音だよねえ!]と言っているだけでした。
早く夫のいる家に帰りたかったのに、お父さんに、[もう一晩、泊まっていけ!][もう一晩、泊まっていけ!]と言われ続け、結局一週間も泊まることになりました。
毎晩、あの不気味な音が聞こえ、昼間も体調が悪くなり、お腹を壊してばかりいて、私はわずか一週間で、5kgも痩せてしまいました。
一週間後の夜、とうとう耐えられなくなった私は、夫に電話をしました。[帰ってきていいよ。]と言われて、夫の家に帰ることになりました。
久しぶりに会った夫から、[ずいぶん、痩せたな!やつれたな!大丈夫か?]と、言われました。
まるで、ホラーハウスみたいな実家。今は、絶対泊まらず、日帰りで帰って来るようにしています。
ポルターガイストですね。お祓いした方がいいです。
呑気な事を言っていないで、お祓いですよ。