ミイラ
投稿者:はなうた (1)
短編
2022/12/15
07:40
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これは誰に話しても「夢でも見ていたのでは?」と言われる話です。
まだ、4歳のとき。普段は目が夜中に覚めることなどないのに、その日に限ってパッチリと目が覚めた私。当時、二段ベットの下で寝ていた私は、ふとベットの横の窓の方を見ると外を人が歩いているのが見えました。しかし、全く音が聞こえません。
気になってよくみてみると、窓ごしでハッキリと見えないはずなのに、まるで透けているかのように鮮明に目にうつる姿が。外を歩いているのは人ではなく10体以上のミイラということが判明しました。しかし、全く怖さを感じません。何体かのミイラと目があうが、優しい目線と感じて手を振ったのを覚えています。
その後も、ずっと外を歩いているミイラの行列をしっかりと見つめていた私ですが、突然、何かに殴られたような衝撃で気を失いました。
そして、目が覚めると母親に「朝だよ!」と普通に起こされたので、昨晩の出来事を話しました。母には訝し気に「夢でもみてたのよ。」といわれました。しかし、後頭部に当時こぶが出来ていたので、何かに殴られたのは間違いないのではないかと今でも思っています。
また、ことあるごとにこのことを思い出すので、きっと何かあるのではないかと思っています。しかし、現在まで結局分からず仕舞いでいます。
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ミイラが。
ミイラに魅入られなくて良かったです。