京都の夜は
投稿者:ヤバさん (22)
私が20 歳の時の話です。
私は親戚が、京都にいるので夏の季節に京都に行きました。
夏の京都の祭りでは大文字祭り、祇園祭などが有名です。私はこの祭りとは違う、武士にまつわるお祭りへ参加しました。そのお祭りは夜にですが、100人位の鎧姿の武士達が皆、片手で木に火をつけて行進し厄除けや家内安全祈願をするといった内容でした。
私は行進する姿を間近で見て、何か鎧姿の武士の迫力に圧倒されたました。因みに私の親戚の兄もこの武士達の一員でした。なので、武士祭りが終了したら、皆で打ち上げなどで公民館で酒を飲んだりしていました。私も当時20歳でしたので、皆へ酒を配ったり、食べ物を運ぶ係をしていました。
ある時に私と歳の近い男性の親戚とその兄と3人で記念にデジタルカメラで画像を撮りました。他にも私は皆が使用後の鎧兜を撮ったりしました。その日は皆がどんちゃん騒ぎの様にして楽しみました。後日、親戚の家で昨日のデジタルカメラの現像をしました。そしたら昨日、私と親戚の2人との3人の写真に見知らぬ血まみれの男性が写っているのです。他にも鎧兜を写した写真には鎧兜に血がベッタリ付いているのです。
親戚の2人は、私とすぐさま近くのお寺にこの写真を見せに行きました。すると住職が、平然とした面持ちで、京都は昔から戦が多く武士や大勢の人が亡くなった。毎日京都の近郊では供養できていない霊が漂っているので、よくある事だと語りだしました。その後に写真と私達をお祓いをしてくれました。私の夏の京都の怖かった体験です。
大文字祭とは言わない。五山の送り火と呼ぶ。