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心霊

mikaATXさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

トイレが怖くて…
短編 2022/10/29 15:45 978view

私の幼少期の話です。何才頃だったか覚えてはいないのですが不思議な体験をしました。
その頃、毎晩原因不明の熱を出していました。昼間は元気なのに夜中になると発熱し、うなされるようでした。病院につれていってもどこも悪いところはなくて、でもまた夜中に熱が出るということが続きました。
私の田舎では拝み屋さんという人がいて、占いというか霊視というか、お払いをしてくれる方がいました。近所の人に一回みてもらったほうがいいと勧められた両親は、念のためにみてもらう事にしました。
そうすると、私がいつも用を足している場所が悪いということでした。実家のトイレは汲み取り式で暗くて深くてとにかく怖かったのです。いつも誰かについてきてもらってしていたのですが、昼間は仕事をしているので誰もいなくて、そういう時はごめんなさいと思いながら庭の門の左側で用を足していました。どうもその場所が神様がいる場所で拝み屋さん曰く「毎回神様の頭におしっこしてるのと同じだから辞めさせなさい!塩と酒を撒いて浄化しなさい!」とのことでした。
それを聞いてびっくりした両親は言われた通りにしたところ、ぴったり熱は出なくなりました。いつもごめんなさいと言ってからしていたのですが、やはりそれではダメだったようです。

不思議な事は、私が見た夢の話です。熱が出ていたときか、収まってから見たのかも分からないのですが、ハッキリ覚えている夢があります。
時代はお侍さんがいる頃です。いかにも大名らしき、馬に乗り、良い着物を着て黒い帽子のような物を被っている人が、家来を引き連れて海辺の松林を通っています。自分はそれを上から見ていたのですが、自分の糞が偉そうな人に当たってしまい撃ち殺されてしまう…というものです。
今でもイメージとして思い出せるほどハッキリ覚えているのです。それが自分がしていた事なんだと思えるようになったのは、もう少し大きくなってからでした。
あれって予知夢だったのかなと。このまま続けていたら死んでしまうということだったのでしょうか。
今思うと私は霊感があったのかもしれないです。幽霊を見た!ということはないのですが、あれってもしかして…ということは沢山ありました。
大人になって全然ですが、今度は娘が見えるのです。私は霊や神様の存在を信じているので、バチが当たらないように過ごしていきたいと思っています。

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コメント(1)
  • 仏壇、神棚の上も歩いてはいけないのと一緒ですよ。

    2022/10/30/00:53

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