赤い服の女性
投稿者:さみい (4)
短編
2022/09/05
17:48
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これは、私が中学生の時に、担任の先生から聞いた話です。
私の中学は少し山を登ったところにあります。
そのため、昼間は、自然豊かでいいですが、夜になると暗くて人も少なく不気味です。
その日、遅くまで仕事をした先生は、一人歩いて山をくだっていました。
誰もいない山道のはずが、少し先に女の人が歩いているのがみえたそうです。
先生は、こんな遅くに珍しいな、他の先生かな、それとも近所の人かなとか考えながら歩いていたそうです。
学校の近くに少し住宅があったので、たまに学校に関係ない人その道を歩くことは珍しいことではありませんでした。
先生は、先生曰く足が長く、自慢の足の長さを生かして速足で山を下っていました。
女の人はゆっくりと歩いていたらしく、先生は女の人にどんどんと近づいていきました。
女の人は長い髪に、赤い服を着ているようでした。
先生は、特に気にせず、女の人を追い越すことにしました。
追い越す際、知り合いの先生だったらいけないと思い、女の人の顔を見ました。
しかし、女の人の顔は長い髪でよくみえませんでした。
先生は、ちょっと不気味だなと思い、しかし気にせず、追い越し、前方を見ました。
すると、少し先に先程の赤い服を来た髪の長い女の人が歩いているのが見えたそうです。
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