爽やかなお兄さんの正体
投稿者:りー (118)
短編
2022/08/25
10:45
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私が小学生の頃の話です。
当時私はよく1人で河原や空き地などで遊んでいました。
その日も学校が終わった後空き地へ行き1人で石けりや地面に絵を描く等して遊んでいました。
しばらく遊んでいると空き地の入り口に車が停まり中から1人の青年が出て来ました。
割と今風の格好いいお兄さんでジッと見ていると目が合いこちらに歩いてきます。
知らない人なので警戒していると「お嬢ちゃん、遊んでる所ごめんね。
ちょっと道を教えてくれないかな?」ととても爽やかな笑顔で言われました。
この事ですっかり私の警戒心は解けてしまいました。
お兄さんは山に行きたいようでその道を訪ねて来たのです。
確かに山へ入る道は地元民でないと少し分かり辛いのでそれで迷ってしまったのだろうと思いました。
私は地面に道を描きお兄さんに教えてあげました。
お兄さんはお礼を言いすぐに車に乗り込み山へ走って行きました。
数日後、地元の山で死体が埋められていたニュースが報道されました。
犯人も報道されており、あの時のお兄さんです。
あの時車には死体が乗っていたのです。
そうとは知らず呑気に道を教えて下手をすれば自分も殺されて埋められていたかもしれないと思いました。
ゾッとして暫く震えが止まりませんでした。
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これは怖いし後味悪いな
恐い!(꒪∆꒪;)カタカタ
あぶなかったね。