廃校に潜むおじさんの霊
投稿者:窓際族 (47)
「出る」スポットとして知られているT小学校は、かつては小さいながらも多数の児童を抱える活気ある場所として知られていました。しかし過疎化が進むにつれ子供の数も減っていき、ついには廃校に。田舎で管理する者も取り壊す者もいない校舎は、次第に自然に侵略された廃墟のようになっていきました。とはいえ肝試しに、怖いもの見たさにとここを訪れる人は後を絶たず、オバケだと思ったら生きている人間だったという話もわりとあったのだとか。
ともあれ、そこで「出る」とされているのは50~60代くらいのおじさん(お爺さん?)の霊です。小学校の廃墟というと子供の霊が出そうなものですが、彼が何者なのか、小学校とはどういう関係にあるのかは誰も知りません。少なくとも学校関係者というわけではない可能性が高いらしいです。とはいえ彼はあたかもちゃんとした小学校関係者かのようにスーツを着ており、基本的には人間に何かしてくることはないと言います。余談ですが彼と遭遇しやすい場所と遭遇しにくい場所とがあり、1Fでは比較的遭遇しやすいそうです。
また、その小学校には「見てしまうと死ぬ写真」があるらしいです。しかしその中身については「交通事故で亡くなった少女たち」だの「火事で亡くなった兄弟」だのいろいろあり、真偽は不明なのだとか。他にも「呪われた机」だとか「自殺に使われた廃車」だとか色々な話がありますが、多くの人に目撃されている先のおじさんの霊の話に比べるとその数はずっと少なく、こちらも真偽の程は分かりません。
逆に言えば時を越えて語り継がれ、目撃情報にブレがあまりないおじさんの霊は一体何者なのか……!?地元の人でも分からないうえ目的がはっきりしないこともあり、謎は深まるばかりです。
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