古い木造校舎

「永遠の女子高生」で建物が古めかしい…とコメントを頂いて、思い出したエピソードです。

建築年数がどれほどなのか覚えていませんが、団塊世代が通っていた頃にはすでに建っていたといいます。
事務室・職員室以外は木造建築で窓の枠も木で歪み、冬などはすきま風が凄かったです。

田舎の学校あるあるで、城跡でした。
幽霊騒ぎは当たり前のようにありました。
白い影が通り過ぎるのを見たり、誰も居ないのに階段から足音がした事もありました。
霊感ない子でもそんな経験を多数しており、それが普通となっていたのが、今となっては異常ですね。

卒業して数年経った頃、この地方に大きな地震が来ました。

ニュースで見たのですが屋根が落ち、ガラスは全部割れ、廊下は壁がくの字に折れて酷い壊れ方でした。

その日は平日です。
絶対に怪我人が出たと実家に電話して聞いたら、
なんとその日は創立記念日で休み。
二人の事務員と一人の先生以外は生徒は全員休み、部活も休みで、怪我人はゼロだったそうです。
ちょっとした奇跡として地元では語り継がれています。

ほぼ全壊だったので建て直し、新しい校舎になったのですが、相変わらず霊は出続けているようです。

しかし田舎にしては生徒数が多いのですが、今まで一度も校舎内で怪我人など出た事がないのです。

もしかしたら…？