想定外のストーカーの犯人
投稿者:ぴ (414)
私は過去に何度もストーカー被害にあったことがあります。
深夜に何度か後ろをぴたりと付けられて、追いかけられるんですよね。
こうして追い回されて、ひどく怖い目に遭いました。
ストーカーに追われているときってパニック状態で、「殺されるかもしれない」という恐怖と戦うことになります。
毎回本当に必死で逃げたし、心臓がバクバクして寿命が縮まったんじゃないかと思いました。
何度かそのような目にあったので、怖くなって警察に相談しました。
警察はすごく親身になって聞いてはくれたのですが、被害届を出したら犯人らしき人がぴたりと現れなくなって、それで結局犯人は分からず終いになってしまったのです。
その当時はすごく腹立たしかったですね。
自分がこんな怖い目にあったのに、犯人は分からず捕まらないことが悔しかったし、不安の種でもありました。
また同じような目に遭うことがあればどうしようと思ったし、ずっと不安なままいることが嫌でした。
そんなときは彼氏が何度も私を宥めてくれて、慰めてくれました。彼がいることですごく安心して、この人がいてくれて良かったと心の底から思いました。
そんな彼が年末に、呆気なくこの世を去りました。
信じられないことですが、何度確認しても夢ではなかったです。
私はまったく聞いていなかったのですが、もともと彼は持病があったらしいのです。
その持病が突然悪化して瞬く間に亡くなってしまったと聞いて、私は悲しみに暮れました。
今までずっとそばにいてくれた人が急にいなくなってしまうことは、こんなにも辛いのかと病みましたね。
精神的も弱ってしまって、友達や家族にも随分心配されたのです。
そんなときにあのメールが届くようになりました。
まるで彼が亡くなったのを見計らったようなタイミングなので、強い恐怖心を抱きました。
毎日のように知らないメールアドレスから変な内容のメールが届くのです。
「今日は何してるの?」とか「下着何色?」とか変態めいたものから、「昨日は誰といた?」「俺以外と出かけるの禁止」とかまるで恋人が束縛しているようなメール内容でした。
私はこのメールに恐怖を抱くと同時にピンと来たのです。
これはおそらく以前私をストーカーしていた男からのメールだと思いました。
こんなしつこく私にストーカーのような行為をしてくる人なんてそんなに多くないと思います。
絶対同じ人だと思ったし、なぜ自分はこんなにも付け狙われやすい体質なのかと自分が嫌になりました。
これまではいつも彼が宥めて、慰めて、安心させてくれました。
しかし、もう彼はどこにもいません。
私は最初は怖がってばかりでしたが、だんだん悔しくてたまらなくなってきたのです。
どうしてこんな一方的なメールに自分が怯えないといけないのか、どうしてずっとこっちが逃げないといけないのか、ひたすら悔しいと思いました。
それまでは助けてくれる人がいたので、彼に守ってもらいながらとにかくストーカーを刺激しないように、これ以上その行為がエスカレートしないように避けるばかりでした。
でも今回はこっちから相手を特定してやろうとやる気になったのです。
彼の母親もグルなのかな?
ストーカーほどこわいものはない
ためはち