危険すぎる夜の新聞勧誘
投稿者:赤壁二世 (13)
あれは大学進学が機に一人暮らししていたときのこと。
その時住んでいた賃貸アパートはボロく家賃の安さを鑑みればさほど汚くもない普通のワンルーム。
苦学生の俺はすぐに契約を申し込んで入学の何週間か前から住み始めたのを覚えている。
何の変哲もない貧乏暮らしと学生生活を送ることはや半年。
それはやってきた。
ピンポン
古いタイプのチャイムが高く鳴る。
インターホンのないボロアパートに客が来た場合はドアスコープで確認する他なかった。
外を覗くと見慣れない男性が立っている。
時刻は夜8時、宗教の勧誘にしては遅い。
俺はドア越しに訊ねることにした。
「どちらさま?」
「○○新聞の、者、で、ご契約、を」
ドアを隔てた先から返ってきたのは覇気のないたどたどしい言葉だった。
このままでは着地点が遠くなるなと思った俺は、チェーンロックを解錠しドアを開け、面と向かって断ることにした。
「すみません、新聞はいらないので帰ってもら……え……は?」
俺は目を疑った。
そこに立っていたのは色褪せたポロシャツと、下半身に純白のオムツを履いた変態だった。
当惑して思考停止した俺の表情を見た男は、満足げに笑みを浮かべ、
「新聞、の、ご契約、いかがで、しょ」
勝ち誇った表情に似つかわしくない下品な格好。
いや、凛とした表情に似つかわしくないどもった口調といった方が正しいのか。
印象の全てが特徴的すぎて脳内処理が追い付かなかった。
「ご契約、していただか、ないと、残念です、が」
俺が茫然自失と口を開けたまま固まっていると、男は徐にオムツの前部、股間に手を突っ込みまさぐり始めた。
……あ、ヤバいわコレ。
直感が身の危険を知らせている。
相手のペースに呑まれたら未来はない。
この男の目的はなんだ?新聞の勧誘だろう。
ならば、俺がとる行動は端から一つしかないのだ。
想像してなぜか笑ってしまった
普通にお米食べちゃうの草
本当に新聞勧誘員だと配達所に問い合わせたのか?
お米食って「意外とうまい」って驚いてるの想像したら吹いた
新聞勧誘のお金全部米につぎ込んでるだろ