霊感のある甥っ子の話
投稿者:右後ろの人 (6)
私の甥っ子は、小さい頃から霊感があるらしいのです。
それこそ高校生にもなって、夜は明かりをつけないと眠れないと言います。明かりを消すと『寄ってくる』のだとか。
そんな甥っ子から聞いた話を投稿させていただきます。実際に私が住んでいた場所が出てくるので、なかなかにリアルで背筋が凍った覚えがあります。
その甥っ子がまだ6歳くらいの頃。夕方に居間で一人で遊んでいると、廊下のところに青白いおじいさんが立っていたそうです。当時は不思議に思わず『お姉ちゃん(私のことです)、お客さんいるのに相手しないのかなー』くらいに思っていたらしいんです。今になって思えば、この世の人ではないのかもしれません。
ちなみに、私にもその時の記憶があり、確か両親はでかけていて、私は甥っ子がいる居間と廊下を挟んだ反対側の部屋で、廊下に背を向けた位置でゲームをしていた覚えがあります。つまり、私の背後に実は青いおじいさんがいた……なんて考えるだけで、怖くなってしまいます。
この家では頻繁にラップ音がしたり、夜中に母の枕元にこれまた青白いおじいさんが立っていたことがあったりと、このおじいさんに纏わる話はたくさんありました。
続く話は甥っ子が高校生になりたての頃の話。家の近くにスーパーがあるのですが、そこの入り口で友達を待っていたそうです。
ものの数分で友達が戻ってきたので、友達の方を見ると、その友人のズボンを小さな女の子がギュッと掴んでいたそうです。
思わず「なぁ、それ、○○(友達の名前)の妹?」と声をかけると、「え?俺、妹いないけど」と不思議そうに振り返ります。それと同時に、その小さな女の子も消えてしまったそうです。
甥っ子はこういうことが日常茶飯事なようで、霊感があるのは大変だなと思いました。
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