トラウマになった深夜のあの音
投稿者:下から2位 (1)
これは今から8年前の話です。
小売業に勤め、総合職の私は3年に1回ほどで転勤するのが当たり前。
住むのはいつも会社が借りたアパートでした。
今回の転勤はK県。
アパートの周囲は田んぼと古い民家に囲まれ、住み心地もよさそうでした。
しかし、夜は外灯も少ないため真っ暗。
しばらくの間は帰り道が怖くて、自然と早歩きになるほどでした。
まぁ、それも日がたつにつれ徐々に慣れていったのですが、そんなある夜のことです。
「ピーンポーン!ピーンポーン!」
寝ていた私は突然のインターホンに驚いて飛び起きました。
時計を見ると深夜2時!!
いったいこんな時間に誰なんだろうと、恐る恐るインターホンのカメラ越しに外を見ますが、真っ暗で誰もいない様子、、。
気のせいか?とインターホンから目を離すと、再び「ピーンポーン!ピーンポーン!」
誰もいないはずなのに、、、。
念のためドアスコープも覗いてみますが、やはり誰もいません。
私はあまりの恐怖にベッドに潜り込みましたが、眠ることができずそのまま朝を迎えました。
しかし、これは恐怖の始まりに過ぎず、以降、深夜2時になると「ピーンポーン!ピーンポーン!」とインターホンを鳴らされるようになったのです。
私は恐怖で毎晩熟睡できず、とうとう管理会社に連絡をしたり、会社の上司にも相談。警察にもパトロールをしてもらうことにしました。
しかし効果はなく深夜2時のインターホンが途絶えることはありませんでした。
そこで私は最終手段としてインターホンを押せないようにボタンの部分にカバーをつけることにしました。
宅配業者のみなさんには申し訳なかったのですが、インターホンの故障だと説明し、ドアをノックしてもらうことに。
そして、ドキドキしながら夜を迎え、何事もなく朝を迎えます。
深夜にインターホンを鳴らされることもなく久しぶり眠れた私は、やはり誰かのイタズラだったのかな?と外のインターホンを確認してみることに。
するとインターホンのそばには赤字で「どうして…」と一言書かれたメモが、、。
私は鳥肌がたち、恐怖に怯えながら急いで上司に連絡。
警察にも連絡をしましたが、私にも何も心当たりがないことや、目撃者もいないことから、もはや引っ越しか再び転勤をするしかありませんでした。
幸い空きがあり、私は他県に異動。
その後、インターホンで悩まされることはありませんでしたが、、いったい犯人は誰だったのでしょう。
そして、今でもあの音は鮮明に記憶に残り、私を悩ませています。
「ピーンポーン!ピーンポーン!」
NHKとか?
ちょっ怖っ