お葬式で本当にあった不思議な体験
投稿者:KIRIRI (5)
私は自分自身に霊感があると思ったことはありませんが身内に霊感があるという方が数人います。
その人達の周りにいると確かに不思議なことを経験することが何回もありました。
初めて不思議な経験をしたのは祖父のお葬式のことでした。
祖父は真夏に亡くなりお葬式は真っ青に晴れた日でした。
当時私はまだ小学1年生でお葬式に来ていた従姉妹たちと外で遊んでいました。
田舎なのでだんだんやることがなくなり家の中で何か面白いことを探そうとおじいちゃんの棺がある周りに木魚が置いてありました。
少し叩いてみようとポクポクと鳴らし始めたら親戚の面白いおじさんが近寄ってきて適当に木魚を鳴らしながらお経を唱え始めたのです。
今思えばすごい不謹慎なのですが子供だった私達は面白く思えて笑っていました。
騒いでいる私達の元に祖母が来てそんなことをしているとおじいちゃんに怒られるんだからねと言われました。
私たちはそんなことはないだろうと思いお経を唱えているおじさんの隣で順番に木魚を叩き続けました。
そうしたら今まで真っ青に晴れていた空が急に曇りだし一瞬にして雷と大雨が降り始めたのです。
私たちは急に怖くなり木魚を置いておじいちゃんごめんなさいと謝りました。
そうすると不思議に空は晴れ上がり真っ青な空に戻ったのです。
一緒に遊んでいたおじさんがこれは本当におじいさんが怒ったのかもしれんなあとばつが悪そうに去っていきました。
その後無事にお葬式が終わり親戚同士が集まっていると霊感の強い親戚のおばさんがお爺さん多分今ここにおるぞと言い出しました。
私たちはまたまたと思いながら過ごしていると廊下の方から足音がするのです。
明らかにおじいちゃんの部屋のある方向から足音がしてピタッとみんなのいる部屋の前で足音が止まったのです。
みんな顔を見合わせて部屋の前のドアを開けるとおじいちゃんが使っていたスリッパが置いてありました。おじいちゃん専用のスリッパなので誰かが間違って履くことはないのです。
これはたまたまなのかとても不思議な体験でした。
木魚の音って、いい音だよね。
おりんよく叩いてたよ!