初めての金縛りで見た仏壇の影
投稿者:fit (10)
私の父の元々の実家は大都市にありましたが、今は祖母たちも一緒に地方都市にある私の実家に住んでいます。
その祖母がかつて祖父と一緒に住んでいた家には年に数回家族で帰省していました。
私が小学校6年生の時の夏もいつものように2泊3日の予定で帰省していました。
実父の実家は昔ながらの長屋で、玄関を入って小さな部屋、居間にあたる部屋、そしていちばん大きな仏間がありました。私たち家族が帰省するとその大きな仏間で就寝することになっており、その時も仏間で就寝しました。
私は元々寝つきがよくない方で、夜中に目が覚めることは何度もあったのですが、その夜も何度か目を覚ましていました。
夜中の2時くらいに目が覚めたのですが、その時は寝返りを打とうとしても全く打てない状態になっていました。小学校の同級生にオカルト好きの子がいて、金縛りにあったことがあるかどうかについて何度も尋ねられたのですが、私はそれまで体験したことがありませんでした。
これがおそらく金縛りというものかもしれないと思った時、今度は耳が激しくキーンと鳴りました。
金縛りに耳鳴りは付いてくるものなのかと思ったのですが、続けて仏壇の近くから何かしら影のようなものが見えました。本当に影のようなものなので、それが男性なのか女性なのか、大人なのか子どもなのかというのも判断できないものでした。
一体何だと思った時、母が寝返りを打ち、そこで影が一瞬にして消えてしまいました。そして耳鳴りも金縛りもなくなってしまいました。
この1回きりの出来事であれば、金縛りや耳鳴りは寝ぼけていたことによる現象、また影は何かしらの見間違いという認識を持つことができたのでしょうが、帰省2日目の夜も全く同じ体験をしました。
かつては父が幼い頃、真夏に早世した実父の叔父にあたる人の幽霊を目撃したということもあり、何かしら心霊現象の起きやすい家だったのかもしれないと思っています。
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