ウソの怖い話が本当の怖い話になった
投稿者:LCC (1)
短編
2021/07/17
21:59
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翌日、朝早くから友人が大叔父を訪ねてきた。
サブロウが行方不明だと。
大叔父は前日、たしかにサブロウを送り届け家に入っていく姿を見ている。
どうやらその後、外出したまま行方がわからなくなったらしい。
サブロウはその日の夕方、近くの川から死体で発見された。
事故として片付けられたが、結局何があったのか、どうして川で溺れたのか(サブロウは泳ぎが得意だったらしい)何もかも不明だった。
ただ一つ言えることは、サブロウが神社のところで何かを見て、その日に死んだ。大叔父が作ったウソの怖い話が、一夜にして現実の怖い話になったのだ。
これは西日本の小さな町で今も信じられている怖い話。
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