死神が忠告しに来た
投稿者:一成カンパニー (16)
短編
2021/05/12
17:12
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これは、以前住んでいたアパートでの出来事です。
私は建設現場で働いているのですが、当時はオリンピックに向けてつくっている建物が多く多忙で、かつ人手不足もあり、昼の現場が終わってから、夜の現場に行くことがしばしばありました。
とある日のこと、珍しく15時で仕事が終わり、この日は夜もなかったので、買い物をしてから家に帰り、シャワーを浴びて、部屋の掃除や荷物の整理などをして、19時頃から晩酌を始めました。
金麦を片手につまみを食べていると、黒い影が現れて、何してる?。と聞いてきた。
今、晩酌してると答えたが、すぐにおかしな状況だと気づき、影を下から見上げた。
やせ型の黒い顔で、鼻がない男の人が立っていました。
誰だお前?というと、いつも帰りが遅いのに、今日は珍しいなとか、何でそんなのお前が知っているの?等と少し会話した。
男は、この近くに住む死神だと言っていた。
まだ、若いから、今日のところは、様子見るけど、あまり働き過ぎるな、次会うときは、保障しないぞと言われ、気がついたら消えていた。
その後しばらくして、仕事が業務改善したので、普通に昼だけ働けば良い状態になった頃から、コロナで色々ありましたが、それはここでは関係ないので、割愛させていただきます。
あの死神は、今どこで何をしているのだろうか?。
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いいやつじゃん
この近くに住む死神
って、死神さんは地域管理?
転勤あるのかなぁ。