紙芝居おじさん
投稿者:mogumogu (4)
すると何事もなかったようにでかっぱなおじさんに笑顔が戻り
「明日きてくれた子の誰かにおもちゃをプレゼントするよ〜絶対きてね〜今日きてくれた子の中から選ぶからね〜」
と言って帰って行った。
最初こそみんなびっくりしながらも尻餅をついてる子に駆け寄り大丈夫?と声をかけていたが
男の子が泣いてもおらず怪我もしてなかったのでみんなまた各々遊び始めた
おじいちゃんたちも若干恐怖を感じていたが
「鼻をぶったから怒っちゃったんだ」
と妙に納得していてそれ以上気に留めることもなかった
次の日学校に行くと昨日の4人で紙芝居の話で盛り上がった
「今日行ったら誰かおもちゃがもらえるんだぜ」
「何くれんのかな?」
「早く行きたいね!」
おじいちゃんは昨日のことが少し引っかかっていたそうだが
それ以上にミヨちゃんのテンションの高さを見ると
紙芝居を紹介した自分のおかげと喜んでワクワクしていた。
その日の放課後は前日と違ってどんよりした曇り空だった
今にも雨が降り出しそうな天気で
みんな家に傘を取りに行って
それから公園に集合ということになった。
おじいちゃんが公園に着いた時には友達3人とでかっぱなおじさんその他に子供が2人いるだけだった。
いつも通り飴を買った後
「みんな雨が降ると思ってこないんだ!」
「いや昨日のおじさんが怖かったからだろ」
「これでおもちゃがもらえる確率が上がったな!」
と4人で盛り上がっていた
「それじゃ始めるよ」
しばらくするとでかっぱなおじさんの紙芝居が始まった
人間怖いと改めて知る話
監禁されたのか?はたまた別の世界に連れていかれたのかな?
ミヨちゃんがでかっぱなになって帰ってくるオチかと思ったけど違ってよかった
良かれと思って紙芝居に誘ったのが仇になったってのが少し切ない
紙芝居おじさんはずっとターゲットを定めるためにそんなことをしていたのかな
それにしては非効率的すぎる気がするし犯行前日にいきなり決めたのかな
何か一つものすごく特徴があれば、みんな印象はソコに固定されて他がボヤける と、何かの心理学の本で読んだ。つけ鼻が特徴的過ぎて人相を分からなくさせてた、誘拐殺人犯なのかも。結末はあまり考えたくないが、そういう事なんだろうね。ノンフィクションなら。
これ読んで千葉女子中学生誘拐事件を思い出した
あれも代表者を一人選んで戻ってこなかった
誘拐系か・・ 現実におきそうで怖い・・・・
ためはち
怖いですねー
人さらい 今で言う「誘拐」事件ですが、大きな鼻は、変装用だったのでしょうね。
最初から、紙芝居屋になりすまし、誘拐しやすそうな子どもを物色していたのかもしれません。
ミヨちゃんは、女の子。古くからこの地に住み着いている男の子たちとは違い、他所から移り住んできた家族の子どもで、他に親しい友だちもいなさそう、拐うのにうってつけだったのでしょうね。
ここまで、はっきりしているのであれば、妖怪や魑魅魍魎のたぐいの仕業とは思えないのですが。
子どもを狙った犯罪は、いつ、どこでも起こりうることと気を引き締めないといけませんね。
女は怖いとよく言うけど男も怖いですよね
今は幼稚園でも知り合いでも知らない人でも絶対に(手を広げた長さで円を作ってみてその距離に人を近付けない。距離感積めてくる人から逃げて)って教わってるよ。因みに手を引っ張られたら足を踏むか噛むかで油断させて声を出して逃げろって。
おいおい、じいさん、お前じゃねえか、余計なことしやがって
作者さんの意を汲むつもりで書くけど、付け鼻を触られることで豹変したのは梅毒であった可能性を印象付けていて、そこから誘拐が性的な目的だと感覚的に繋がる事で怖さを助長しているのではと思いました。
女の子は殺されたんだろう
解体されて食われたのかも
闇芝居おじさんを彷彿とさせるな
よってらっしゃい 見てらっしゃい
闇芝居の時間ダヨ~
子供の警戒心の無さは親御さんたちには心配でしかないやろな
当時はよくいたらしいね人さらい
全体で見れば紙芝居屋が子供をさらうだけの話だけど、臨場感があったので不気味で面白かった。