おじさんは席を蹴って劇場を飛び出しました。
とにかく大通りまで走り、青い顔のまま宿へと帰ったそうです。
「あんな無表情でさ、上映中ず~っと俺を見つめてんだよ、映画見に来てるはずの客が」
とにかくその異様さについておじさんは私に熱弁しました。
「今は家で映画見れるからいいよな、俺もう暗いとこだめだもん」
「また誰かが、俺を見てるかもしんないだろ?」
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