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心霊

霊感のある主婦の暇潰しさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

最後の訪問
長編 2026/08/19 20:04 368view

すると叔父が、何でもないことのように笑いながら言った。
「あーあ、亡くなったから年金なくなったよ。兄さん、今後の生活費は頼むわ」
父の顔色が変わった。
「自分の生活くらい、自分で働いて稼げ!」
父が怒鳴り、その場は解散した。

私はいったん実家へ戻った。
しばらくすると、急に体が寒くなってきた。
「なんか疲れたのかな……。寒くて寒気がする。具合が悪い」
そう母に伝えると、父が車で自宅まで送ってくれることになった。

家に帰ると、主人がお風呂を溜めてくれていた。

11月で寒かったこともあり、
「44度にしておいた」
と言われた。

とにかく寒かった。
体がガタガタ震え、やがて、その震えが止まらなくなった。

そして私は、突然悲鳴を上げた。
主人が驚いて、
「どうした!?」
と、慌てて私の肩を掴んだ。

私は泣きながら叫んだ。

「目をつぶると、おばあちゃんの顔が見える……! 今にも目を開けそうで怖い! 怖い、怖い、怖い……!」
悲鳴が止まらなかった。

主人は、
「とりあえず風呂に入れ」
と言い、私と一緒に風呂へ入った。
湯船はかなり熱かったらしく、主人はすぐに汗だくになった。

ところが私は、まったく汗をかかなかった。
「お前、なんで汗一つもかかないんだよ……」

主人が不思議そうに言った。
私には、熱さすら感じなかった。
まるでお湯が私を避けているかのように、氷の中にいるような寒さだけが続いていた。

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