※実話を元に構成しています
父方の祖母は、少し変わった人だった。
人の悪口ばかり言い、見栄っ張り。
見栄のためなら、平気で嘘をつくような人だった。
私や弟が遊びに行くと、祖母は決まって、
「よく来たね」
と言いながら、顔中を舐めてきた。
頬だけではない。
手のひらまでベロベロと舐めてくる。
舐められたところが乾くと、何とも言えない臭いがして、気持ち悪くて仕方がなかった。
私と弟は、そんな祖母が大嫌いだった。
いつの間にか、お正月にも祖母の家へ行かなくなった。
最後に行ったのは、確か中学一年生の頃だったと思う。
一応、お正月だからと電話をすると、
「お年玉なんてやらねぇぞ」
そう言って、電話を切られた。
別に、お年玉が欲しくて電話したわけではない。
ただ、一応お正月だから挨拶をしようと思っただけだった。
それをきっかけに、祖母とはどんどん疎遠になっていった。
そして、もう一人。
父の弟、私にとっての叔父にも問題があった。
叔父は独身で、祖母と一緒に暮らしていた。
家族で祖母の家へ遊びに行くと、叔父は私の肩に手を回し、
「ムチムチになったね。可愛いね」
そう言いながら、太ももを撫で回してきた。
気持ち悪かった。
帰宅すると私は、
「もう行きたくない。気持ち悪い。嫌だ」
と、泣きながら母に訴えた。
最初、母は「気のせいじゃない?」と言っていた。
けれど、私があまりにも泣いて訴えるものだから、
「次に行ったら、お母さんがちゃんと見てみる」
と言ってくれた。
























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