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蒐集家さんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

怪談百物語 弐 ままの味
短編 2026/03/22 12:43 27view

これは私の同僚Aが海外支社に半年ほど単身赴任に行った際の話です。

Aは支社の人に挨拶と自己紹介を終えたあとに手土産として日本のお菓子を配ったそうでその中にはCMでよく聞く「ミルキー」もあり支社の社長Cさんは手土産の中でも特にミルキーを気に入ったらしくAに「これはなんというもの何だい?」と興奮気味に質問してきたらしくAは「それは日本で有名なミルキーという飴です。日本では”ミルキーはままの味”というキャッチフレーズで有名なんですよ。」と返しCさんは「ままの味?どういうことだい」と言ったところにAよりも前に日本から移動してきたBさんは「日本では母の味というのはぁ小さい頃によく母が作った料理の味や懐かしい味という意味なんですよぉ」とと言った感じに初日は自己紹介と他愛もない話で特に何事もなく終わったそうです。それから1週間あとCさんが「すまない。まだあの飴はあるかい?なくなってしまって」Aはもう手元にないことを伝えるとCさんは「ないならいいんだ。ただあまり気にしないでくれ」といいその日も特に何もなく終わったのですが1週間後昼休憩でお弁当を食べていると支社の正社員の人たちが「最近子持ちの女性が消えていっているんですって」「怖いですよね。」「あんた子持ちじゃないでしょ」「いや〜私ってよく人妻感あるって言われてますから間違えられるかもですよ」「あんた人妻感というよりも独身感強いから安心よ」と言った感じの話をしているのを聞きAは「物騒だなぁ」と思いながらも男の自分には関係ないかと特に気にもとめず午後の業務に取り掛かったのですが期限の近い仕事がまだ終わっておらず残業で夜遅くまで会社に残ることになったそうで日付が変わった深夜1時に帰路につくことになり電車やバスは終電は2時間も前でありタクシーも通っていないため歩きで帰ることになったそしてしばらく歩くと見晴らしのいい場所に出たのだがそこで遠くに四足歩行で歩き人よりも大きく長い髪が無造作にたれている人の顔がついたような化け物とその化け物とともに歩き話しかけているCさんを見つけ化け物が恐ろしく怖く咄嗟すぐそこのにマンションに駆け込み最上階へ逃げ様子を見ていたのだが気づかれてはいない中でスマホ越しで見てみると人の目では暗くて見えなかった化け物の背中に頭を潰された女性の遺体がくくりつけられているのが見えてしまいあまりの恐怖に声が出ず化け物とCさんが去っても朝までそこでうずくまり太陽が見えると家に駆け込みその日は熱がでたということで休みそれ以降社長と深夜を避け残りの半年を過ごしたそうなのですが一体化け物は何だったのか?それは今となってはわかりませんが恐怖が彼を守ったのでしょうね。

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