これは私のAさんという知人が体験したことなのですが今から12年ほど前AさんはC県の山奥の村「◯◯村」に住んでいたらしく村は隣町まで8kmほど離れ村と隣町繋ぐ1本道は、森の真ん中にポツンとある歩道橋以外代わり映えもない冬になれば雪がつもり夏になれば熱せられ雨の日のあとは水たまりができたままそういう何の変哲も無い道だそうなのです。
Aさんはそんな村に住む親の家に居候して2年目の冬それも雪の降る夜に灯油ストーブの灯油がきれてしまい「冬に暖房がないと死んじまう」ということで鎖をタイヤに付け車に乗り込み隣町に灯油ついでにつまみと食料品を買いに行ったのですがいかんせん山奥の村なので隣町に灯油を買いに行かないといけず車に乗り除雪車の通ったあとを辿って進んでいたらしいんです。そんな中で例の歩道橋に近づき深夜ということで深夜テンションという興風している状態で見ていると見慣れたはずの光景も新鮮に思え普段は気にもしない歩道橋が気になったそうで「今更ながらこんななにもない場所に歩道橋があるのはおかしい」と思いちょうど歩道橋が見え始めるところだったため目を凝らしてみる雪で視界は悪い中で人影が見えたそうで「こんな何もない場所にそれも雪の夜になぜ歩道橋にいるのだろうか?」と思い少し眺めていたそうですが人の記憶というものは時に突拍子もなく思い出すものでAさんは先日スリップで事故を起こしたというニュースを思い出し「これはいけない」と声に出しいいそれ以上は見なずにそれ以降、特に何もなく隣町まで行き灯油とお菓子、酒のツマミを買い歩道橋の事も忘れ家に帰りその日は、友と晩食しながら遊戯をしてそのまま歩道橋のことなんて忘れて1ヶ月が過ぎたあと隣人が死んだと知ったのだが隣人は32歳でありつい先日まで村の老人の家の雪かきもするほど活力に溢れ家も暖房が 効いていたにも関わらず布団の中で凍りついたように冷たくなった遺体があったと親族は言ったらしいのです。そして隣人の妻が「夫は3日前の夜、私のために隣町まで買い物に行ったのですがその時にきれいな女の人があの歩道橋にいた。という話をしていたんです。」といいAさんは1ヶ月前自分が「興風状態で忘れていた、無視した人影がそうだったんじゃないか?」と思い悪寒が全身を這い回り鳥肌が立っている中で「ああ見なくてよかった。」と安堵している途中で「人が死んだのになぜ安心してしまっているんだ。」と思い自分が怖くなったがとりあえずその日は帰りしばらく引きずったまま過ごし引っ越して12年過ぎた今私に語ったのです。






















怪談百物語というシリーズを始めました。百まで投稿する予定です見ていってください。