「しかも洗濯室や大浴場にいて、逃げたけど捕まったらしいよ」
「それとね…その人、下着も盗んでたみたい
車の中に山ほどあるのが発見されたって」
その瞬間、背筋が凍りました。
私の頭の中で
あの下着が合わなかった出来事を思い出しました。
「実は私、前に下着がなくなっていて…」
そう言いかけるとBさんが言いました。
「その人、警察の隙を見て逃げて
海に飛び込んで自殺したらしいよ」
しかもその人は
親会社の下請けの人で、その後も名前や、近所でその人のお通夜が開かれてたなどなど…情報が入ってきて、なんともいえない気持ちに。
私はその時、下着を盗まれていたショックで
そこまで深く考えていませんでした。
が、あとから思ったんです。
あの夜、金縛りの時に
私の顔を覗き込んでいた黒い影。
あれは本当に幽霊だったんでしょうか。
今思うと、洗濯室の向かいが私の部屋…
その当時鍵をかける癖があまりなかったため
もしかしたら――
あの時覗き込んでる黒い影はあの不審者だったのかもしれません。
もし、あの時金縛りにならずに体を動かしてしまっていたら…
私は、どうなっていたのでしょうか。
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