「いや、銃の所持は認められない。今回の任務はあくまで災害派遣だ。治安出動、又は防衛出動以外では現行の制度では銃の使用は許可できない。」
それを聞いた我が班の武田三曹が小声で。
「班長……熊相手するのに、武器は無しって、、」
俺は黙って頷く。
そして別の隊員が手を挙げる。
「隊長、麻酔銃は?」
佐々木一佐、即答。
「それも許可できない。我々は非殺傷装備のみ」
現在。我々が使用許可されている護身具は、
ポリカーボネートの大盾、そして訓練用木銃と、催涙スプレーだ。
我々自衛隊の任務は、罠の檻設置と警戒だ。
もしその際熊と遭遇した場合は、ここにおられるハンターの方々に銃猟で対処して頂く形になる。
室内にどよめきが走った。
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 16票

























秋田県で活動された自衛隊の勇士の方々、そして今も日本中で熊と戦われている猟友会の方々に敬意を表します。
これはリアリティも読みごたえもある素晴らしい文章。本当に熊対策に携わった人か、そういう人にちゃんと取材したのかもしれないが、とても秀逸で、怖さも適切に表現された良作だと思う。
マジで面白かった!
次もお願いします!
良作!熊とのことについて精密に書かれている👌取材行ってきたのかな?
自衛隊の方々に感謝、そして猟友会のみなさんにも感謝を
文書だけなのにかっこよくて尊敬した