私のこと

小学生の時に卒業する六年生のためのプレゼントを買いに行きました。

私を含めて5，6人でしょうか。

そこら辺はよく分かりませんが、とにかく何人かと小さめのデパートに訪れ、話し合いながら買う物を決めていました。

そんな中、私とAちゃんはトイレに行きたくなって一緒にトイレに向かいました。

小さめのデパート故にトイレの数は二個と少なかったものの、ちょうど誰もトイレに入っていなかったのでそれぞれトイレに入りました。

私はそのときお腹がとても痛かったそうで、隣で水を流し、鍵を開ける音を聞いたもののまだお腹が痛くて出れないと思ったためか

「ちょっとまってて！」

と大声で叫びました。すると扉の向こうで

「はーい」

とAちゃんの声が聞こえました。安心した私はお腹の痛みと格闘し、トイレの外に出たときにはAちゃんの姿はなく、おいて行かれたんだなと子供心に悲しく感じました。

その後手を洗い、トイレに行く前にみんながいた所へ行くと案の定、Aちゃんの姿があり、そこで怒りが沸々と沸いてきた私はAちゃんに尋ねました。

「待っててといったのに何でおいていったの。」

するとAちゃんは驚いた様子でこう答えました。

「○○←私の名前が先に行ってていいよって言ったんじゃん」

意味が分からなくて少しけんかになり、落ち着いてから色々と聞いて見たところ、Aちゃんがトイレから出て行った時、私が入ったトイレから

「先に行ってていいよ！」

という私の声が聞こえ、先に出ていったらしいです。私とAちゃんは怖くなったけれどお互いに怖い話が大好きだったので良いネタになりました。

とまあ、こんな感じの話をしてきましたが、Aちゃんが嘘をついてただけかもしれませんし、聞き間違いだったのかもしれませんね。

そんなことはどうでも良くて、私が言いたいのはこの話を私は一切話したことがないということ、そもそも六年生のためのプレゼントを買うとか面倒でサボりましたし。

大学に入ってからやたらと初めて会う人に「○○ちゃんの話怖かったよー」とか言われるもんで、よくよく聞いてみたらさっきのトイレの話を少なくとも5人くらいから聞きました。

あとAちゃんなんて知りません。名前が同じ人はいましたが残念ながら小学生にはなれていませんし。

本当に誰なんでしょう。自分がもう一人いるみたいで本当に嫌です。なぜ私の名を騙り、ありもしない作り話を？何が目的なの？

知っているひといたら教えてください。