Kは俺は別に行けるよ
逆にビビってる奴はもう帰りゃいいよここで
俺は元から1人でもこの先行こうと思ってたよ
とどう考えてもかなりの無理しているし、ぎこちない会話だった気がする
だがこの言葉をキッカケに全員で行こうと
何かあってもこっちは刀もあるし、人もいる
いくらデカくても4人いたら、なんとかなるだろうと言う話をして先に進む事にした。
もう腹が決まった俺たちは
籠男をシバいてやろうくらいな感じだった
トンネルを出ると先程まで光が差すほどに晴れていた?ような気がしたのだが
辺りは雨が降った後のようなジメッとした感じと薄黒い霧が地面から腰の高さくらいを無数にさまよっている
正直トンネル前まではただの荒れ果てた管理者が居ない木と土しかない自然の山みたいな感じだったのだが
ここは何故か木が1本も生えておらず
自然と言えば自然なのだが
明らかに人の手で管理している雰囲気があった
ただただ平場が続いている。分かりやすく言うとサッカー場やグランドみたいなイメージで
ただただ広大な土地が目の前にあると言うと想像しやすいかもしれない
でもその時は正直安堵してたと言えば安堵していたかもしれない
ぶっちゃけ籠男が待ち構えてたらどうしようとか変な建物があったりして入らなきゃいけなくなったらどうしよう
みたいな考えがグルグルしてたので
逆に薄気味悪いが何も無い分
さっきの不安は消えていた
Kがなんもねーじゃん
と
俺 期待してた感じじゃねーな
AもYも特になんもねーし、つまんねーの
と軽口を叩く
俺たちは話しながら
何も無いこのだだっ広い平場をトンネルより真っ直ぐ歩く事にした
何かあっても回れ右して帰ればトンネルには帰れるだろうから
動き回るより真っ直ぐ歩くのが得策だと思い
歩き続けた
























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