チェーンロックを開けて、ドアノブの下の鍵を開けようと視線を下ろした時、ある事に気づいたんです。
盛り塩が溶けてる。
台風後の湿度の高さを加味しても、理由にならないくらいドロドロに溶けてるんです。
嫌な予感がした私はドア越しに大家さんに声をかけました。
「すみません。今体調が悪くて、、部屋の確認は明日でもいいですか?」
そうすると大家さんは「あらそう、じゃあ今日は帰るわね」とあっさりと帰っていきました。
その後私は朝まで布団にくるまって一睡もできずに朝を迎えました。
朝になり明るくなってきたので、急いで大家さんのところに行きました。
「昨日、僕の部屋に来ましたか?」
「昨日??行ってないわよ…?」
大荒れの天気の中氾濫寸前の川に向かって立っていた5人の人影、川から這い上がってきた黒い何か、大家さんのふりをして私の部屋に来た何か、これらが何だったのか、今でも分かりません。
また遭遇したらと思うと恐ろしく、今は川から遠く離れた家に住んでいます。
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怖い思いをしているなかで、素晴らしい機転!氾濫した川は恐ろしいけど、怪異も恐ろしい。