僕の恋人は…

「どういうことか？」焦って少し笑いながら彼は言う

「だから別れてほしいの」髪をいじり笑い彼女は言う

ここはぬるいスープのような家

危ない言葉を唾と飲み込んだら

君が好きな男の話を僕に聞かせてほしんだ

僕の恋人は昔の女も今の女も将来の女もずっと君だよと言いたい

私の恋人はもうあなたは昔の男だよと言いたい

「昔は僕だけを見ていたのに今は違う男に目を向けるじゃないか」熱い顔して彼は言う

「昔は私だけ見ていたのに今は違うところに目を向けるじゃない」冷い顔して彼女は言う

僕のことわかってくれよ

私のことわかってよ

僕は君のために…

私はもう嫌だから…

今までの愛を殺意に変えたら

昔お互いが恋の言葉を言い合ってた頃の愛を壊そうか

僕の恋人は昔の女も今の女も…もう言えない

私の恋人はあなたはもう昔の男よと終わらせたい

青の濃すぎるテレビの中ではまことしやかに二人が美しく口づけをする

僕は血（あか）に染まった彼女を愛のように抱いて美しく口づけをする

僕の恋人は…

僕の恋人は…

僕の恋人は…

僕の恋人はずっとずっと君だね