中学生の時、謎の体調不良で学校に行けず、不登校だった。 3年間必ず夏休みになると体調を崩し、2学期のほとんどを休んでいた。
3年の秋から体調が良くなり、高校は普通に行けた。
時が経ち、大人になってから家系図制作をしようと思い立ち、先祖の古い戸籍を取った。
多くの人の名前が並ぶなか、不幸な記述を見つけた。曾祖父の妹にあたる人が20歳のとき鉄道で自殺したということが推測できる記述だった。
出生届が受け付けられたのは14歳のとき。お墓にはその人だけ名前がない。何か訳があったのだろう。
そんな事実を知り、複雑な気持ちになっていたとき、母親とのふとした会話から、中学の時の不登校の話になった。
実はあのとき、藁をもつかむ思いで、知り合いの紹介で拝み屋さんに霊視をしてもらったらしく、4人の霊が息子さんに付いていると言われたらしい。特に先祖の若い女性の霊が強く、悪影響を与えてるという。なんとか祓ってもらい、その直後に私の体調が良くなり、学校に行けるようになったという。
その話を聞き、私の中で古い戸籍の女性の件と繋がった。 拝み屋さんからは取り憑いていた女性の名前を教えてもらったという。聞いたらなんと戸籍の女性と同じ名前だったのだ。
世の中、不思議なこともあると、霊の存在を信じるキッカケになった。
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