パーキングエリアにはすでに大きなトラックが停止して待っていた
「どうも、先ほど無線で連絡したもんです」
「いやぁ」
気さくそうな三十代の運転手が降りてきた
互いの自己紹介の後聞いてみる・・・
「ところで、茶色のセダンは通りましたか?」
「いやぁ~通らんなぁ」
「おかしいなぁ、確かに僕の車を茶色のセダンが僕の後を追い抜いて行ったんですよぉ」
「嫁はその車が何回も追い抜いた言うてますねんけどねぇ」
「途中で停車してまた走った」
「故障したか、事故にでもおおたかぁ」
「そんな形跡なかったけど、そうしか考えられませんなぁ」
「よっしゃもういっぺん無線で呼び出して見るわ」
運転手は運転席の無線を取って再び呼び出しを始める
応答があった・・・
これもトラックの運転手らしい
友人が通ってきたのと同じ方向からこちらへ向かって走っているようだ
「茶色のセダンを見たら知らせてください」
「もしかしたら事故でもあって、どこかに落ちているかもしれないので」
「茶色のセダンなら、今わしの車を追い抜いたとこやで」
「なんや、ほんなら茶色のセダンは無事やったんや」
「やっぱりどこかに停まっとったんやなぁ」
わずらわしいものが無くなり何だかほっとしたそうだ
しばらくして先ほど無線でやり取りしたトラックが入ってきた
「おたくらですか?お探しのセダン通ったでしょ?」
「いやぁ・・・」
結局事故の可能性があるからと
非常電話で警察と道路公団に届けたが
どちらも・・・・
「また出ましたかぁ」っと意外にも冷たい反応で






















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