その時に、数日前に見た鶏頭の花の事も話したが
まるで相手にされなかった・・・
三日後、叔父にあたる人が亡くなった
「お母さん、やっぱりそうだったじゃない」
っとMさんが言うと
お母さんも気味悪がって
納骨の前日にふたりで墓地へ行ってみたのである
今度は咲いていた・・・・
白い玉砂利からピッと伸びた
七十センチくらいはある一本の赤い鶏頭
「ほら!お母さん、あったでしょ!」っとMさんは叫んだ
お母さんも気持ち悪がって、それをすぐに抜いて捨てたという
その後、もう一度Mさんは、墓地に咲く赤い鶏頭の花を見た・・・・
この時はさすがに怖くて
誰にもそのことは言わなかったが・・・・
やはり数日後に、親戚の者が死んだのである・・・・・
前のページ
2/2
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 4票

























※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。