トイレから出た時にはもう玄関には誰もおらず、ホッと一安心しながら寝床に戻りました。
ちなみに当時は水洗トイレではなかったので、水を流す音をさせずに済みました。
さすがに翌朝になってからそのことを母親に話しました。
母もそれを気味悪がって、その日から玄関外にある明かりを朝までつけっぱなしにするようになりました。
それが功を奏したかどうかはわかりません。
自分はもう夜中に起きることはしなかったし、
結局1年ほどでその家は引っ越してしまいました。
次の引っ越し先は少し都会で、自分たちはマンションの3階住まいとなり、
もう玄関のすりガラスから覗かれることもなくなりました。
昨日、深夜にトイレに行きたくなって目覚めてしまい、
外が少し雨模様だったので、つい、昔のことを思い出してしまいました。
前のページ
2/2
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 18票

























※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。