ごめん

高校生初めての彼女が結構やばいやつで
電話とかしてくるのはいいけど

１時間に１回の頻度で毎日かけてきたり、
他の女の先生や女子友達としゃべっていると
突然クシャクシャな顔になりながら近づいてきて、
どうしたのかな？と思ったら泣き出して
「なんで他の女と喋ってるの」って
怒鳴ってきたり、
友達と帰るから帰れないっていったら

ブツブツなにかつぶやきながら1人で帰ったり、

周りの奴らも段々、怖いだの喋りかけたくないだの
言う奴らが増えてきて

それから別れたいって切り出したら人間じゃないような薄気味悪い顔で
ずっと俺の胸元を掴んで

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさ
いごめんなさいごめんなさい」って

気持ち悪くて今でも覚えてる。
その後から毎日のように手紙を送ってきて

中になんて書いてあったと思う？

手紙一面ビシッリ
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」って書いてあって
やばかった。

手紙は毎度のように下駄箱の中に入ってたけど
無視してたら自然になくなった。

あれからなにもなく卒業して
いい職場にもつけて彼女のことを忘れられそうだったときに
高校のときの友達から