数日後、あの女の子が来た。
私は席を立ち、他の本棚の整理をしていた。
すると、
「あの〜」と小さな声で話しかけてくる声が聞こえた。
振り向くと、そこには女の子が本を持って立っていた。一瞬、ドキッとしたが、
「どうしたの?」と尋ねると、
「この本、誰か借りましたか?」と聞いてきた。
また、ドキッとしたが、
「誰も借りてないと思うけど…少なくとも、私はその本を本棚に戻した記憶はないよ。」と答えた。
私の顔をジッと見つめ、「そうですかー」と言い残し、女の子は立ち去っていった。
その後も毎週、女の子は図書館を訪れていた。
見かける度に、
「また、愚痴や文句を書いてるのか」と思うと怖いというか少し悲しい気持ちになっていた。
月日は流れ、私はその図書館を辞めることに。
図書館で働くのも残り1か月くらいの頃、私はあの本のことが気になった。
「もう少しで辞めるし、最後にどうなったのか少し見てみようかな」と悪い気もしながら本からメモ用紙を取り出した。
初めて見つけた時から、さらに数枚ほど増えていた。
相変わらず、愚痴や文句がびっしり書かれている。
そして、比較的新しい用紙に目をやると、私は背筋が凍るような感じがした。
「だれかにこの紙、見られた。」
「だれだ、一体。」
「勝手に見やがって!ふざけんな!」
と書かれていた。
誰かがメモ用紙を見つけたことに気付いていた。
私は急いでメモ用紙を元に戻した。
そして、本棚に戻し、振り返ると私は全身に鳥肌が立った。
通路の先、2、30メートル先から女の子がこちらを見ていたのだ。
私は驚いたが咄嗟に知らんぷりをして、その場から立ち去った。
「見られたか?いや、あんなに離れてたら何の本かわからないはず。そもそも、何で今日いるんだ。」とかなり動揺していた。
そして、図書館で働く最終日。
本の整理をしながら館内を見回り、いろいろなことを思い出していた。
そして、あの本がある本棚の前へ。
最後なので、思い切って見てみることに。
メモ用紙を取り出すと、そこには、



























うーん、なにかの異常かな?