完全自〇マニュアル

これは私が2年前に体験した話です。
できるだけ具体的にその時の記憶を書きたかったので、少々長文だと思いますがご了承ください。

私はうつ病などの精神的な病を患っています。
当時はうつが軽くなっていた時期なのですが、興味本位で知る人は知る、「完全自○マニュアル」という本をアマ○ンにて購入しました。
かなり古い本で今は手に入れることが難しいと耳にし、フリマアプリでも中古なのに1冊3000円以上するものが多かったです。
しかし、私が購入した本はワンコイン500円。
すぐに購入し家に届くのを楽しみにしていました。

数日後、玄関の方から荷物をポストに入れた音が聞こえたのであの本だ！とルンルンでポストに取りに行きました。
（ポストを開ける前から、なんとなく嫌な予感がしていたのですが気のせいだと思っていました）

その日は、友人と電話をしていて「興味本位で買ったけど怖い笑」などと笑いながら封筒を開けました。特に変わった様子はなく、中古なので少しボロい感じでしたが全然読めるレベルでした。
ペラペラと数ページ読み、中にはボールペンで線を引いていたり軽いメモ？がありました。

飽きてしまったので読むのをやめて、しばらく友人喋っているとやっぱりあの本が気になってしょうがなく気持ち悪い雰囲気で、今すぐ家の外に出したいほどでした。
一旦友人には待ってもらい、2階の部屋にいる家族の元へ行き、かくかくしかじかで買った本が気持ち悪いから家の庭に出してくれないかとお願いしました。
その後、本を封筒に戻し庭に放置しました。
友人とまだ電話をしようと考えていましたが、何故か精神的に辛くなってきてしまい少し寝ようと思っても眠れなく、友人に電話を繋ぎっぱなしにしてもらって眠りにつきました。

この事を両親に話し、神社に持って行って処分しようと言われたので両親に頼むことに。
神社に持って行くまでずっと家の中が気持ち悪く、お風呂場やキッチンの方から視線を感じるようになりました。
ところが、ある日突然それがパッタリなくなり精神的にも安定したような気がしました。

疑問に思いつつホッとし、いつも通り家で過ごし1週間ほどが経過。
ふと思い出したので、両親に家の中の気持ち悪さがなくなったことを話すと、数日前に神社に持って行ったとのこと。
両親の記憶が曖昧で具体的な日にちは分かりませんでしたが、タイミング的に多分神社に持って行った日から楽になったと思いました。

後から聞いた話ですが私が家族に捨ててくれと頼んだとき、家族によると顔面蒼白でただ事じゃない雰囲気だったと言われました。
更に、両親がどんな本なのかと気になり庭に放置していた本の中身を見たらしく、その際に長い髪の毛が挟まっていてすぐに見るのをやめたとか。
ちなみに私は、髪の長さがボブなので私の髪の毛では絶対ないです。
マイナスな内容の本、中古とは言え安すぎる値段、ページには無数のボールペンの線、雑な字でのメモ書き。
もしかして前の本の持ち主の怨念などが一緒に来たのではないかと怖くなりました。
一部ですが、本の内容は自○の方法やスポット、実際に会った事件などが書かれており実行する人がいてもおかしくない内容でした。

もう私は二度とそういったものを買わないと思うほど、怖い体験でした。