気がつくと、病室のベットに横になっていた私の脇に妻がいた。
「気がついた?びっくりしたよー。尿管結石だって。」と安心した様子で喋っている。
どうやら、妻にも連絡を無意識のうちにしていたみたいで妻がすぐに帰宅すると、玄関で倒れていたそうだ。
「え?いや…1人で運ばれたんだけど…」と小さな声で呟いた。
私が搬送された旧県立病院は一体…
レントゲン、診察…そして、的確な診断。
腹部に微かに痒みを感じたので確認すると、ベルトの痕ようなものが複数残っていて私は絶句した。
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