死神は去り際に
枕元の遺言オプションは、俺の死が受理された後24時間以内に行って速やかに天へ旅立ってほしいと伝え、そして姿を消した。
ボソッと、あと3分と言い残して。
俺は昔、尿路結石を患ったことがある。あの腰の痛みより痛く苦しいものがこの世にあるものか。いや、まてよ。このあいだ患った憩室炎だって本当に辛かったじゃないか。
痛みや苦しみなどは屁でもないさ。
わけもないさ。
自分を鼓舞する俺。
刻一刻と迫る時間。
待つ時間というのはこれほどまでに長いのだと言うことを実感する。
大丈夫だ。と自分に言い聞かせる。
大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…..
大丈夫…大丈夫…大丈夫…大丈夫…..
大丈夫(何が大丈夫かは不明)
……嗚呼、あのクソ死神め、残り時間などほざいていきやがって(泣
!
次の瞬間、宇宙的規模の痛み苦しみが俺の身体を貫き始めた。
たった10秒、たった10秒のはずが、コレは…コレはいつ果てるとも知れない無限地獄だ。
五億年ボタンというものがあるらしいが、俺の意識の中ではすでに恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議まで超越していた。
無量大数に便乗してはいけない。
戻れなくなってしまうに違いない。
囚われてしまうに違いない。
この苦しみの中、最愛の妻を頭に焼きつけながら愛の力でもってこの苦行を乗り越え、そして、そして遂に俺は安らかな?死を迎えた。
2日後の事である。
俺の死が受理され、いよいよ愛妻の
枕元に立つ日がやってきた。時間はもう夕方。
俺は妻の枕者に立つ前に入念にリハーサルを行う為、神奈川県の自宅の上にふわふわと浮いているのだが、いやまてよ。なにかおかしいぞ。
下界を見下ろしてみると何か慌ただしい様子であった。
一体全体どうしたのだろうか?

























座敷童の続きはどうなったの
やはり選ぶのは②ですね。そのあとの死神の怖さが欲しいと思いますが、あまりに怖いと【いい事ですが】ょむのに勇気がはぁーはぁーはぁー、妻への愛を感じられる話しなのかなと思い
題名に合ったましたです。
まごころを君にって見た瞬間エヴァやと思ったわw
まさか、主人公の奥さんは不義をしていた?