後悔の先に
投稿者:たち (30)
ある日、夢を見た。
夢の中で私が寝ていて、夢の中の私が夢を見てる不思議な夢。
夢の中の私は現実世界の私と同じように夢を見たことによって何か対策をしようとしている。慌ててる様子で引きこもりになった。
どうやら、夢の中の私は自分が死ぬ夢を見たようだ。
引きこもりさえすれば、事故に遭うこともないし死ぬことはないと考えたのだろう。
そこで私は目を覚ました。
夢の中の夢とはいえ、自分が死ぬ未来を見たため正直ビビっていた。
それからというもの、夢を見たくないため夜遅くに就寝し、朝早くに起床するという生活になってしまった。
睡眠時間を削ったことにより、体調はあまり良くない状態が続いた。しかし、死ぬよりはマシだと思いその生活リズムを続けた。
ある日、眠気が限界に達したので無意識のうちに寝落ちしていた。
その日、夢を見てしまった。
夢の中の私は睡眠時間を削っているため目の下のくまが目立ち少し痩せているように見えた。
すると突然、夢の中の私が空を見上げて現実世界の私に呼びかけるように話かけてきた。
「なぜ、俺をこんな状態にした!元に戻せ!元気だった頃に戻せ!」
私はあまりの出来事に驚き目を覚ました。
どうすればいいのか分からない。
睡眠時間を増やすと夢の中の時間が進みいずれ死ぬ。
睡眠時間をこのまま削り続けると体調は悪化しいずれ死ぬ。
私は後悔した。
中学生時代に戻りたいと過去に縛られていたことに。過去のことを強く考えるあまりにこんな事になってしまった。
私の場合、後悔の先に後悔があった。
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