どうやらボケではないらしい。
「おまえ…やっぱ、変わってるよな」
「あら……あなたこそ、女のくせに自分を俺呼びなんてしてて……とっても変わってると思うわよ」
鎖の買い言葉に「うっせぇ」の一言で一蹴すると埃で汚れてしまった自分のスカートを叩いて立ち上がった。
これが、俺がオカルトの道に進むきっかけとなった出来事でもあり、また、この鎖と呼ばれる変な女の舎弟に成り下がるきっかけとなった出来事でもあったのだった。
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えっ、最後びっくりした
「床に落ちた何か」てなんだったの?