じゃあね、バイバイ
投稿者:たち (15)
次の休日にまた公園に行くことになり、娘と公園に行きました。
しばらくすると、またあの女の子が現れ、
「お姉ちゃん、あそぼ!」と娘がすぐに言って、2人は笑顔で遊び始めした。
20分程して、娘に帰るよと伝え、渋々了承した娘は、
「お姉ちゃん、じゃあね!またね!」と言いました。
その瞬間、不気味にニコッと笑ったように見えました。その子だけにピントが合ってるような気がしました。背景や、他の子供達は少しボヤけて見えましたが気のせいだと思い帰宅しました。
次の日、娘を迎えて自宅に帰ると数十メートル先にあの女の子が立っていました。
「お姉ちゃんだ。」と手を振ると、あちらも手を振りかえしてきました。
ゆっくりこちらに歩き始めたので、その子を見てたら、なぜか体が動かなくなり、声も出せなくなりました。
女の子が目の前まで来て、
「遊ぼ。」と娘に言いました。
さすがの娘も、暗くなり始めているので
「今日は無理だよ。」と断りました。
すると、
「なんで?遊ぶ約束したよね?」
と引き下がりませんでした。
私は娘を女の子から引き離したかったのですが、体が動かず、見てることしかできませんでした。
徐々に、女の子の顔が怒ってきました。
子供の怒り顔ではなく、化け物に近い感じで表情が変わっていきました。
娘の手を引き、
「公園、行こう」と無理やり連れて行こうとします。娘は困りながら、どうしようか迷っている様子でした。
「ヤバイ」と思うことしかできず、ただ見つめていると、手を振り解き、
「今日はダメ。じゃあね、バイバイ」
と言いました。
その瞬間、女の子の表情が変わりました。
少し驚くような顔を一瞬して、諦めたような顔になりました。
女の子は背を向け、歩き始め姿を消しました。
その直後、体が動くようになり、娘を抱きしめ、
「大丈夫か?」と言うと、
「うん、またお姉ちゃんと遊べるかな?」
と言ってきました。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。