赤い服の女の子
投稿者:しんが (7)
短編
2024/09/24
13:08
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ぼんやりとした意識の中、母はまた眠りについたそうです。
昼寝の後、母と叔母さんが話していると
叔母『さっき女の子覗いてなかった?』
母『いたいた〜!Aちゃんじゃないしね…』
叔母『なんか気持ち悪いね…』
と、その時はそこで話は終わったそうです。
——
そんな話しを何回か聞いていた私と弟は、霊的な話になったついでに、気になっていた女の子の事を聞いてみました。
私『そういえば昔窓から覗いてたちびまる子ちゃんみたいな女の子の話してたじゃん』
弟『んだんだ、あれなんだったの?』
弟が同調する。
母『あれね…』
母の笑顔が引き攣っている。
母『あれ、結構怖いマジのやつだった…』
弟と私も引き攣った笑顔で顔を見合わせ息を飲み込みました。
遠いどこかの話であればまだしも、今いるのが和室なので…
母『今はやめとこ。明るい雰囲気の時にすっぺ』
弟『おぅ…んだな』
私『…んだんだ』
3人で顔を引き攣らせながら、ハハハ…と乾いた笑い声しか出せませんでした。
その後、聴くタイミングを逃したまま現在に至ります…
次に実家に帰った明るい時に弟と一緒に母に聞いてみたいと思います…
この話は怖かったですか?
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お父さんが赤い服の女の子?
父が赤い服の女の子と想像したらそれはそれで怖いですね…
今度母に真相を聞いてみたいと思います…!