工場の七不思議
投稿者:イエティ (51)
◆七不思議 (3)
電気もついていない深夜のグラウンド。
誰もいないはずなのに、金属バットで球を打ったような、打球音がする。
30年ほど前まで会社対抗での野球が盛んで、毎週のように試合が行われており、
その際、運悪く頭部へのデッドボールがきっかけとなり、
持病が悪化して亡くなった若い男性がいたそうだ。
◇<真実>
夜勤明けの若い社員が草野球に備えて練習していただけだった。
総務が注意した。
ちなみに頭部へのデッドボールうんぬんは後付け、作り話らしい。
◆七不思議 (4)
第4棟、食堂は3階にある。
到底人間が届かない高さなのに、外側に泥のような人の手形が頻繁についている。
いつも一つの窓に1個だけ。週に1回は必ずある。
昼休み前、社員が来る前に総務がチェックして掃除してる。
大きさは子供の手くらい。小さい女性説もある。
◇<真実>
警備室に仲のいい警備員がいる。
主に夜間の工場内パトロールを行なっており、その時に第4棟の前も当然通る。
深夜2時頃。3階の窓をライトで照らすと、手形はない。
安心してパトロールを再開しようとすると、突如キーンと耳鳴りが。
また照らしてみると、そこには片腕がない子供が窓にへばりついていた。
◆七不思議 (5)
第1棟、事務系の部署が多く、19時にもなると誰もいない。
はずなのに、かなり夜遅くまで残ると、後ろからひたひたと足音がする。
◇<真実>
3日に1回のペースで総務へ報告が来ていたこともあり、
毎年会社でお参りに行くお寺の坊さんを呼んでみてもらったことがある。
「悪い霊じゃないから、このまま騒ぎ立てずに無視していい」とのこと。
◆七不思議 (6)
イベント用のホールにて。
放送室からステージを見下ろすと、
まれにステージで首を吊っているような影が見える。
◇<真実>
本社にいる社長が工場設立40周年記念式典用で工場に来ることになり、
総務が総出でホールを式典用に設営している時。
マイクやBGMの設定の為放送室に入った。
ふとステージ上を見ると、本当に首を吊っているような影が見えた。
他に聞いた話とすり合わせてみると、影が見えるのは決まって14日。
〇月14日、誰かの月命日なのかもしれない。
めちゃくちゃ面白かったです!
黒猫って元々ラッキーにゃんこだったらしいよ!
昨日
近所の公園で見たけど
ラッキーもアンラッキーもなかったよ!
幽霊は見たことあるけど恐怖心欠乏症なのか
怖い話しがむず痒いんだよなぁ!