･････か･･･え･･･し･･･て･･･
その声はだんだんとはっきりと聞こえてくる。
（この声、あのときの夢で聞いた･･･！）
私の赤ちゃん･･･返して･･･！
里美は恐る恐る、声のした背後へと振り向く。
そこには我が子陽人を抱く生気の無い女性が立っていた。
夢の中で見た、あのバスに乗っていた女性が･･･。
ベッドの上から外の景色を眺めていた孝太郎のスマホがふいに鳴った。
「もしもし里美？どうかした？」
「･･････」
「里美？」
「･･････ごめんね孝ちゃん･･･陽人が･･･陽人が･･･」
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この母親は、亡くなった母子に同情してはいけなかった??((( ；ﾟДﾟ)))
変に同情すると頼られるって言いますからね。
情けは人の為ならず……か？
全ては老害のクソジジイのせいだ！
亡くなった女性は自分の赤ちゃんと一緒じゃないのか
理不尽すぎる