忘れられない面影
投稿者:初心者ライター (4)
ある夏の夜、男性の佐藤は友人たちと山でキャンプを楽しんでいました。
夜も更け、彼らは怖い話を交えながら楽しい時間を過ごしていました。
その中で、山の奥深くに古い廃墟があるという噂が話題になりました。廃墟はかつて家族が住んでいた場所で、奇妙な出来事が続いたために放棄されたと言われていました。
興味津々の佐藤たちは、その廃墟を探索することにしました。不気味な雰囲気に包まれた廃墟の中を歩いていると、佐藤はふと見つけた鏡に引かれました。
鏡の前に立つと、佐藤は自分の姿を映し出しているはずなのに、なぜか他の人の顔が映っているように見えました。驚きながらも、友人たちにも鏡を見せようと声を掛けましたが、友人たちはそれぞれの顔が映る普通の鏡にしか見えないようです。
佐藤は鏡を覗き込んだままでいましたが、次第に鏡の中の他人の顔が怖さを増していくのを感じました。なんとなく不気味な気配も感じ取り、友人たちに合流しようと鏡を後ろに置こうとしました。
すると、鏡が一瞬にして割れる音が響きました。佐藤が振り返ると、鏡は割れていて、その破片は彼の周りに散乱していました。そして、佐藤は恐怖で凍りつきました。
鏡の破片で映ったのは、彼の顔ではなく、別の男性の顔でした。男性の目は悲痛で、苦しい表情を浮かべていたのです。佐藤は鏡に映し出された男性の面影を忘れることができず、それからというもの、恐怖に苛まれるようになりました。
自分が何かの病気だと疑い何度も医者に診てもらったが、鏡に別の男性が移っていると訴えても誰も信じてくれず、佐藤は次第に精神的に追い詰められていきました。
今でも、佐藤は鏡を見ることを恐れ、あの出来事から1度も鏡を見ていません。
自分は今どんな顔をしているんだろう・・・
それは、見られないでしょうね。
廃墟には行ってはいけませんよ。